充実しているマーケティング機能
一口にマーケティングオートメーションといっても、様々な機能があり、自社の目指す方向に合った機能が備わっているシステムの導入がポイントとなります。それでも、マーケティングに関する機能はある程度定まっています。一つとして挙げられるのが、データ収集に関する機能です。自社でウェブサイトを開設していて、それを閲覧する人が最初に開いたページの情報は、顧客のトレンドや志向を理解するうえで有用な情報ですし、それ以外のパンフレットやカタログなどへの反応も貴重な顧客データとなります。このような多方面にわたる情報を的確に収集し、蓄積できる機能が充実していれば、後の展開に役立ちます。さらに、購入見込みをレベル分けするスコアリング機能や、それぞれの顧客にマッチしたアプローチが行えるメール配信機能なども用意されています。
連携機能を重視する機能
マーケティングオートメーションには、社内の懸念材料を解消する機能も搭載されています。その一つが、リード情報管理やリスト管理機能です。ウェブサイトへの訪問履歴や配信メールへの反応とともに、役職や権限などを含めた個人情報を結び付け、全社の情報を一元管理できる機能は、重複を防いだ効率的な営業活動に資するはずです。また、他のシステムとの連携も重視したい機能の一つです。多くの企業で導入されているものとして、SFAといわれる営業支援システムや、CRMと呼ばれる顧客管理システムがあります。それらの機能とマーケティングオートメーションシステムを連携できれば、データの使いまわしや相乗効果が得られるため、効果的な営業活動に結び付けられます。